眠りのお話

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そもそも人はなぜ眠るのか。

類人猿から人になり現在に至るまで、何十万年という時間を費やし、その間も人は変わらず「眠り」に時間を費やしています。
人はなぜ眠るのでしょうか・・・。

実は、学術的にまだ明確な答えが出ていないというのが、本当のところです。そしてその研究は今も継続的に行われています。とはいえ、現在有力な説となっているのが、「2プロセスモデル」と言われているものです。
1つは、人間には体内時計があり、昼と夜のリズムを刻んでいて、そのリズムによって眠くなるというもの。もう1つが、起きていると何らかの物質が溜まり、眠気が強くなるというものです。この2つが連動して人は眠るということが考えられています。
そもそも人はなぜ眠るのか

一方、睡眠が不足すると、様々な障害が起きてしまうという研究も行われています。1997年にはオーストラリアの研究者達が「朝起きてから17時間後のパフォーマンスは血中アルコール濃度0.05%と同等まで低下する」という内容をイギリスの科学専門誌『ネイチャー』で発表しました。これは「睡眠が足りていないと、お酒を飲まなくても飲酒運転をしているようなもの」ということになります。
また、スリーマイル島の原子力発電所で起きた事故や、スペースシャトルチャレンジャーの爆発事故も、睡眠不足から起きたという事が研究の結果から、明らかになっています。

眠ることで様々なホルモンが分泌され、身体の機能が高まり、疲れがとれます。睡眠中はストレスからも解放されます。アルツハイマー型認知症のリスクも軽減されるということからも、睡眠をとることで、心身ともに良い健康状態になるということが明らかです。
人はなぜ眠るのか、という命題は今後も議論されていくでしょう。
ただ、「睡眠という行為は、最大の生命維持システムである」ということは、間違いないようです。

文=「眠りのお話」編集部

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