眠りのお話

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睡眠で免疫力は上がるのか。

人間はウイルスなど様々な外敵から身を守って生きています。
生体防御システムと言われるもので、その1つが免疫システムです。

しかし、人は加齢にともない、正常にはたらく免疫細胞が減少し、免疫力が低下してしまいます。また、激しい運動をした時や精神的ストレスを受けた時、不規則な生活や栄養不足、そして睡眠不足や、質の悪い睡眠では、免疫力が下がってしまいます。
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実は、免疫には2種類あり、一つはウイルスを入れないようブロックする「粘膜免疫」です。もう一つは、体内に入ってしまったウイルスなどと戦う「全身免疫」です。

免疫力を下げない為には、良質な睡眠を十分にとり、身体の機能そのものを高めておくことも重要です。人は人生の1/3は眠り、寝ている間に脳や身体機能のメンテナンスをします。特に、最初の深い眠り「ノンレム睡眠」では、成長ホルモンが分泌され、栄養を吸収し、エネルギーとして使える物質に変えてくれるので、身体の機能が良い状態へ戻ってくるのです。身体機能が良い状態であれば、抵抗力も強くなりウイルスから身を守ってくれます。
直接的ではありませんが、睡眠の担う役割はとても大きいのです。

一方、睡眠と免疫の直接的な関係も研究されています。例えばインフルエンザウイルスに感染すると、インターフェロンやインターロイキン(IL)というたんぱく質が白血球や神経細胞から放出され、免疫力を増強するだけでなく、深いノンレム睡眠と発熱をひき起こすことが分かっています。
免疫を強める過程において、睡眠が密接に関わっていることが明らかになってきているものの、まだまだ研究が必要な分野のようです。

身体の内側から体温をあげて質のよい睡眠を

※バランスの良い食事や、適度な運動で、ストレスをためないこともポイントです!

文=「眠りのお話」編集部

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