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眠りのお話

nemurinoohanashi

自宅で楽しむ「温泉気分」

コロナ禍によって、「ニューノーマル(新しい常識・状況)」という生活様式を意識せざるを得なくなりました。
「3密」を避ける目的で、テレワークや時差通勤が行われ、満員電車での通勤ストレスは感じなくなりましたが、座りっぱなしでパソコンに向かう時間が長くなってしまい、今まとは異なったストレスを感じる人もいることと思います。

そんな中、自宅でできるストレス緩和策として、多くの人が取り組んでいることが、バスタイムの有効利用です。
今までは「時間が無い」、「すぐに寝たい」という理由から、シャワーで済ませてしまう人もいたと思います。しかし、通勤時間が無いので自分の時間が確保できる、という理由で、バスタイムを楽しむ人が増えているようです。
それを裏付ける一つが、入浴剤の利用増です。実際に入浴剤市場は、昨年(2019年)と比較してかなり伸びているようで、中でも「温泉地」をイメージした、温泉入浴剤の利用者が増えているようです(*1)。
自宅でできるストレス緩和策として、多くの人が取り組んでいることが、バスタイムの有効利用です。

実際に、温泉入浴剤をお湯にいれてみると、素早く溶けて、「新緑」や「紅葉」など温泉地の一番良い季節をイメージした湯色に変わり、お湯から温泉地の特産物や、温泉地に生息する木々や花など、温泉地をイメージした香りが漂い、浴室に広がります。
そのお湯に身体を沈め、しばらく深呼吸をしながら静かに目を閉じると、まぶたの裏にスーッと風景が現れ、まさに温泉地を訪れたかのような気分になります。
防水のスマートフォンを浴室に持ち込み、温泉地の風景画像や動画を見ながらお湯につかれば、まさに自宅にいながら温泉を味わうバーチャル体験ができるでしょう。

また、入浴剤も使い分けをしてみると良いでしょう。
シュワシュワと泡の出る炭酸ガスのものは、温浴効果を高めて、血流が良くなるので、疲労回復につながります。重曹が多く使用されているものは、皮脂汚れを取り、清涼成分も配合されているのでスッキリとします。

時間の使い方が変わり、価値観が変わっても、「ストレスから解放される時間」の重要性は変わらないと思います。
ストレスが溜まった時、温泉に行きたい、でも、今は無理かなと思った時、ちょっとした工夫で、自宅のお風呂で温泉気分を味わう事が「ストレス緩和」に繋がりそうですね。

自宅で楽しむ「温泉気分」

防水対策をしたスマートフォンなどで、観光地の写真や動画を見ながら楽しむのも「ストレス緩和」につながるでしょう。

*1 (2020年4月29日朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASN4X4HZ0N46ULFA010.html

文=「眠りのお話」編集部